ミクシィは1月30日,2007年第3四半期(2006年4月~2006年12月31日)の決算を発表した。売上高は34億1700万円,営業利益は14億7100万円,四半期純利益は7億5700万円だった。前年度は四半期財務諸表を作成していないため比較できない。2007年3月期の売上高は47億8900万円と予想しており,2006年3月期の売上高の18億9300万円に比べ,2.5倍の大幅増収となる見込みだ。

 また同日,SNSの「mixi」の会員数が1月28日現在で800万人を突破したと発表。第3四半期の同事業の売上高は24億520万円となり,うち広告売上高が9割近くを占める。昨年12月からモバイルから登録できるようになったことが,会員増に拍車をかけた。

 年齢別の会員数は,PC版では20代が59.4%を占めて最も多く,次いで30代の24.6%が続く。モバイル版では,さらに20代の比率が高く65.2%を占める。20代前半の人口の約1/3がmixiを利用している計算だ。

 mixi全体のページビュー(PCからとモバイルからのアクセス合計)は,1月に100億PVに迫る勢いであるという。

 一方,インターネット求人事業「Find Job!」は,団塊の世代の退職によって求人広告事業の市場が拡大したため,利用企業数と登録求職者数共に順調に伸び,第3四半期の売上高は10億1257万円になった。

 2007年3月期の業績予想は,売上高が47億8900万円,当期純利益が9億8600万円になると見込んでいる。