りそな銀行は1月29日、カードローンの一部取引で優遇金利が適用されず金利を取り過ぎるケースがあったと発表した。原因は金利優遇プログラムのミス。不具合を修正し、金利を取り過ぎた延べ576人に本来適用すべき金利との差額を2月上旬までに返金する。

 計算ミスがあったのは、金利優遇などの特典が受けられる「りそなポイントバンク」サービスの契約者で、「ファーストステージ」以上の顧客が、昨年9月5日から今年1月11日までの間にカードローンを利用したケース。昨年8月21日の店舗統廃合により廃止された守口土居・箕面駅前・小松川・上野・大森西・八重洲口・福岡中央・東池袋の8支店に設けてあった口座で、統廃合に伴い存続店舗が継承した口座に限って発生した。

 プログラム・ミスの詳細は不明だが、廃止店舗の口座にだけ影響があったことから、金利優遇プログラムが廃止店からの継承口座を正しく認識できなかったためではないかとみられる。