米国のISP大手EarthLinkは米国時間1月29日,同社のセキュリティ・サービス「Protection Control Center 2.0」に,「Attack Shield」機能を追加したと発表した。「セキュリティ侵害を未然に防ぐための機能強化」(同社)という。

 Attack Shieldは,米Sana Securityのビヘイビア(挙動)分析エンジンを利用する。パソコンの動作をリアルタイムで監視し,悪意のあるプログラムがインストールされていると判断したときは自動的に削除する。

 EarthLinkのSecurity Software, Subscription and Services担当副社長であるJonathan Young氏は,「インターネットがブログ,インスタント・メッセージング,ビデオなど,さまざまな媒体が連携するコミュニケーション・プラットフォームへと進化したことで,それを悪用する新たな脅威が登場している」と説明する。「Attack Shieldは,未知のウイルスや不正侵入を事前対策的に防止できる」(同氏)。

 同機能の利用料金は,Protection Control Centerのサービス加入者が月額2.95ドル,もしくは年額24ドル。非加入者が月額3.95ドル,もしくは年額36ドルとなる。

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