マイクロソフトは2007年1月27~28日の2日間、東京・渋谷区の表参道ヒルズにて、「Windows Vista」と「2007 Office system」のPRイベントを開催した。週末に友人や家族と買い物に訪れた人たちが、発売が直前に迫った両製品の展示に足を止めていた。

表参道ヒルズの外壁にはためくVistaの旗。旗の裏側は、Officeのデザイン表参道ヒルズの中は、VistaとOfficeの広告一色

 マイクロソフトはこれまでも、「WPC TOKYO」や「AKIBAX 2006」など、パソコンに関心の高いユーザー向けのイベントは開催してきた。だが今回のイベントの対象は、ごく一般の人たち。展示の内容もそれを意識したものになっていた。

 会場の中央に設けられた大きなステージでは、マイクロソフトの製品担当者などが交代で登壇し、製品のデモを実施した。例えば2007 Office systemの新ユーザーインタフェースを使用する様子が映し出されると、身近なソフトウエアの最新版ということで、集まった人たちは真剣な表情で見入っていた。同ステージではJ-WAVEの公開録音も行われ、多くの観客が訪れた。

展示スペースの中央に設けられたステージ

 ステージの両脇では、「写真・ビデオ」「デジタルエンタテインメント」「音楽」「コミュニケーション」など、テーマごとに展示コーナーを設置。ソファや薄型テレビ、「Xbox 360」を並べてデジタルエンタテインメント機能を紹介したり、Office搭載のビジネス向けパソコンを揃え、生産性向上をアピールする、といった展示方法を採っていた。また入り口付近では、ロゴ入りのオリジナルグッズも販売されていた。

リビングを模した空間で、Media Center機能を紹介ロゴグッズも多数販売。このVistaのシャツ、値段は8850円だった

 会場の外に設けられた「コンシェルジェカフェ」もなかなかの盛況。コーヒーを飲みながら、Vista搭載パソコンに直に触れ、説明員に質問できるコーナーだ。説明員を務めていたマイクロソフト社員によれば、「まずは、Vistaで何が変わるんですか、という質問を受ける。そこで3D表示で画面を切り替えられる機能、大きなアイコンでファイルの中身をプレビューできる機能、デジカメ写真から動画を作れる機能などを紹介すると、おおーっという反応が返ってくる」とのこと。また、「セキュリティが高くなったと聞くけど、具体的に何が変わったのか、といった質問も多く受けた」そうだ。

コンシェルジェカフェでは、マイクロソフト社員がマンツーマンで質問に答えた

 同じく会場の外には、ガラスケースに入ったVista搭載パソコンがずらり。カップルで品定めをしながら、ケースの前を行ったり来たりする光景も見られた。

Vista搭載パソコンもずらりと並ぶ