米Hewlett-Packard(HP)が米国時間1月26日,新型シン・クライアント端末「HP Compaq t5135 Thin Client」「同t5530 Thin Client」を発表した。t5135(199ドルから)は米国で2月1日,t5530(299ドルから)は全世界で3月1日に利用可能とする。

 両端末は,「HP Remote Client Solutions」製品系列の構成要素。同製品系列は,シン・クライアント端末や,ブレードPC「HP Consolidated Client Infrastructure(CCI)」,各種ソフトウエアを用意している。HPでは「集中管理,システム集約,省電力化,各種管理ツールによって管理作業を合理化/簡素化し,総所有コスト(TCO)を従来のデスクトップ・インフラに比べ最大約50%減らせる」としている。

 t5135はエントリ・レベル向けの低コスト・モデルで,t5530は企業ユーザー向けに各種機能を強化したモデルという。

 128MバイトのDR SDRAM,64Mバイトのフラッシュ・メモリーを搭載し,10BASE-T/100BASE-TX Ethernetに対応する。インタフェースは,前面がUSB 2.0×2,secure USB 2.0×2,背面がUSB 2.0×4,シリアル×1,パラレル×1,PS/2×2,RJ-45×1,外部モニター×1。

 大きさは18.57×18.57×5.24cm,重さは1.3kg。そのほかの主な仕様は以下の通り。

【t5135】
・OS:HP ThinConnect
・プロセサ:VIA Eden(400MHz)

【t5530】
・OS:Windows CE 5.0
・プロセサ:VIA Eden(800MHz)

またHPは,欧州,カナダ,中国でもCCIブレードPCの販売を開始した。

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