マカフィーは1月25日,企業向けの端末セキュリティ管理製品の新版「McAfee Total Protection for Enterprise 2.0」を発表した。2月19日に発売する。

 McAfee Total Protection for Enterpriseは,ウイルス/スパム/不正侵入/スパイウエアといった各種のセキュリティ上の脅威から企業システム全体を守るための製品。ウイルス対策やスパム対策の機能を併せ持つクライアント・ソフトと,クライアント・ソフトを一元管理するサーバーで構成する。最新パッチが適用されていないなどのセキュリティ・ポリシーに違反しているパソコンをネットワークにつながせない検疫ネットワークの機能も持つ。

 今回のバージョンアップの目玉は,米シスコの検疫ネットワークのフレームワーク「NAC(Network Admission Control)」に対応したことと,端末のソフトウエアがWindows Vistaに対応したこと。NACに対応したことで,ポリシーに合致していない端末のネットワークへの接続をNAC対応のイーサネット・スイッチで制御することが可能になる。これまでは,端末に組み込むエージェントがネットワークへの接続を制御するのが一般的な方法だった。

 価格は最も機能が豊富なアドバンスの場合,25端末ライセンスで1ノード当たり1万9800円。