Wホワイトの概要。「ホワイトプラン」専用のオプションとして提供する
Wホワイトの概要。「ホワイトプラン」専用のオプションとして提供する
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ソフトバンクモバイルの孫氏。「ホワイトプランは、開始から10日程度で50万契約という速いペースで多くのユーザーに契約いただいている」と自信を示す
ソフトバンクモバイルの孫氏。「ホワイトプランは、開始から10日程度で50万契約という速いペースで多くのユーザーに契約いただいている」と自信を示す
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 ソフトバンクモバイルは2007年1月25日、携帯電話の通話料の割引サービス「Wホワイト」を提供すると発表した。月額基本料金や通話料に加え、月額980円の定額料を支払うことで、国内あての通話料が30秒当たり21円から同10.5円へ割り引きとなる。同社が2007年1月16日に提供開始した新料金プラン「ホワイトプラン」の契約者のみを対象としたオプションである。申し込み開始と適用開始は2007年3月1日。ただし、ホワイトプランの既存ユーザーに対しては同2月21日から申し込みを受け付ける(PDF形式の発表資料)。

 ホワイトプランは、家族割引や長期利用割引、月額基本料金に含まれる無料通話分などを撤廃する代わりに、基本料金を安くした料金プラン。月額980円で、国内あて通話料は30秒当たり21円。ただし、1時~21時にソフトバンクモバイルの携帯電話あてに発信した通話は無料となる(関連記事)。

 ホワイトプランの発表当初、ソフトバンクモバイル 代表執行役社長兼CEOの孫正義氏は「不特定多数の番号あてに、毎日頻繁に電話をかける営業担当者などを除けば、大半のユーザーにメリットのある料金プランである」と説明していた。今回のWホワイトの発表により、「通話料が安くなることで、営業担当者など頻繁に電話をかけるユーザーもホワイトプランに契約するメリットが生まれた」(孫氏)とする。

 同社によると、ホワイトプランの契約者数は2007年1月25日現在で約50万人。「2006年10月に発表した『ゴールドプラン』が約2カ月で100万契約前後だったことを考えると、ホワイトプランの契約数の伸びは速いペースといえる」(孫氏)と胸を張る。Wホワイトの追加により、年末商戦が終わり落ち着いてきた市場で、再び他社ユーザーの取り込みに挑む。

 なお、今回の発表と併せて、旧ボーダフォン時代の料金プランと、「LOVE定額」「ハッピーボーナス」「デュアルパケット定額」などオプションサービスの一部について、新規の申し込み受付を終了することを発表した。現在契約中のユーザーは、契約変更をしないかぎり契約を継続できる。新規加入時の受付は2007年2月28日、既存ユーザーからの変更受付は同5月31日でそれぞれ終了する(PDF形式の発表資料)。