米eBayは米国時間1月24日,2006年第4四半期と通期の決算を発表した。第4四半期の売上高は前年同期比29%増の17億ドル,純利益が同24%増の3億4600万ドル(希薄化後の1株あたり利益は25セント)と引き続き好業績だった。

 事業別にみると,インターネット・オークションのMarketplaces事業の売上高は12億ドルで前年同期から24%の増収となった。決済のPayPal事業の売上高は,同37%増の4億1700万ドルに拡大した。取り扱い金額は前年同期から36%増加し,過去最高の110億ドル。VoIPのSkype事業は,,売上高が同164%増の6600万ドルとなった。ユーザー数は同129%増の1億7100万人に急増した。

 また同社は,当期に10億ドルを投じて3100万の株式を買い戻した。これによって,2006年7月に開始した自社株買い戻しプログラムへの累計投資額が約17億ドルに達した。

 2006年通期の業績は,売上高が前年比31%増の60億ドル,純利益は4%増の11億ドル(希薄化後の1株あたり利益は79セント)だった。

 同社は,今後の業績見通しについても明らかにした。2007年第1四半期は,売上高を16億7000万~17億2000万ドルの範囲,1株あたり利益は28~30セントを見込む。通期では,売上高が70億5000万~73億ドルの範囲,希薄後化の1株あたり利益を1.25~1.29ドルの範囲と予想する。

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