右横にあるのが、オプションのICカードリーダー。印刷時に指定したICカードをかざさないと印刷不可にできる
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「コモンクライテリア」と呼ぶISO/IEC15408の標準規格に準拠したのが新製品の最大の特徴
「コモンクライテリア」と呼ぶISO/IEC15408の標準規格に準拠したのが新製品の最大の特徴
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 沖データは2007年1月24日、A3判印刷に対応したカラーページプリンター「c8800dn」を発表した。特徴は多彩なセキュリティ機能にある。単機能型のページプリンターとして初めて、「コモンクライテリア」と呼ばれるISO/IEC15408に準拠させた。

 コモンクライテリアは、セキュリティ強度を評価する世界的な基準で、第三者機関によって基準を満たすかどうか認定してもらう必要がある標準規格。c8800dnは、オプションでハードディスクを増設でき、印刷前のデータを一時的に暗号化して蓄積する機能を備える。この暗号化機能の強度について、コモンクライテリアに対応させた。現在認定を受けている最中で、早ければ3月末にも認定される見込みという。ハードディスクを搭載したページプリンターは数多いが、その安全性を第三者機関によって担保される製品はこれまでなかった。

 価格は28万1400円。コモンクライテリア対応にするためには、ハードディスクなどを含むオプションのキット(10万2900円)が別途必要になる。

 c8800dnの基本スペックは以下の通り。印刷速度は、カラーが毎分26枚、モノクロが毎分32枚。両面印刷に対応し、LAN端子を標準装備する。大きさは、幅485×奥行き648×高さ341mm。重さは約40kg。なお、ICカードを活用した認証印刷に対応させることも可能。こちらもオプション(6万3000円~)が必要。