システム開発会社のニーズウェルは1月24日,Webアプリケーション・フレームワーク「Ruby on Rails」のトレーニング・サービスを発表した。トレーニングは3月14日から16日の3日間で,受講料は18万円(税別)。定員は10名。会場は東京都新宿区にあるニーズウェル本社を利用する。Ruby on Railsはスクリプト言語「Ruby」のためのフレームワークで,最近人気を呼んでいる。

 トレーニングではRuby on Railsを用いて,基本的なSNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)システムを開発する。SNSの作成を通して,Ruby on RailsによるWebシステムの開発が学べるという。「楽しく実習を進められると考えて,題材にSNSを選んだ」(ニーズウェル)。「タグ・クラウド」や「RSSフィードの出力」といった機能もトレーニングで実装する。

 参加者に必要な前提知識はJavaやPHP,PerlなどによるWebアプリケーションの開発経験。「例えば,『MVC』(Model View Controller)といった概念を理解していることが望ましい」(同)。一方,Ruby自体の知識は求めず,トレーニングの中で文法などを解説する。

 ニーズウェルは,4月以降も月1回程度の頻度でRuby on Railsのトレーニング・サービスを提供する予定。