ユーザー認証技術の標準化団体Liberty Alliance Projectは米国時間1月23日,新しいプロジェクト「openLiberty Project」を発表した。同プロジェクトは,オープンソース開発者による認証ベースのアプリケーションの開発支援とリソースの提供を目的とするもの。

 同団体は,開発者のコラボレーションを促進するために,リソースを提供したり,情報やアイデアを共有できるポータル・サイト「openLiberty.org」を開設。Liberty Federation仕様とLiberty Web Services仕様に準拠する安全でプライバシを保護するアプリケーションを開発するためのツールや情報を提供する。メンバーが提供したコードは,Apacheオープンソース・ライセンスに基づいてダウンロードできる。

 Liberty Allianceのバイスプレジデントである米Hewlett-Packard(HP)のJason Rouault氏は,「openLiberty Projectにより,オープンソース開発者はLiberty Federation仕様やLiberty Web Services仕様のセキュリティやプライバシ機能を認証ベースのアプリケーションに組み込めるようになる」と説明した。また,openLiberty.orgについては,「世界中に配備されたLiberty仕様ベースのアプリケーションと互換性を持つアプリケーションを開発するために,オープンソースのツールとリソースへのアクセスを提供する」と説明している。

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