バンダイナムコゲームス(BNGI)とソニー・コンピュータエンタテインメント(SCEI)は、マイクロプロセサ「Cell Broadband Engine(Cell)」上で動くエンターテインメント・コンテンツを開発する合弁会社「セリウス」を、2007年3月6日付けで設立する(発表資料)。

 Cellはソニー・グループと東芝、米IBMが共同開発したマイクロプロセサであり、SCEIが2006年末に発売した「プレイステーション3(PS3)」が搭載している。当面はPS3向けコンテンツの開発がターゲットになるが、Cellの広がりに合わせてほかの端末向けコンテンツも開発する。

 セリウスの代表取締役社長は、BNGIでリッジレーサーのプロデューサを務めている中村勲氏が就く。非常勤の取締役として、BNGIの鵜之澤伸氏、SCEIの久夛良木健氏と佐藤明氏が名を連ねる。3月の発足時点で、従業員数は30人程度になる見込み。