米Oracleは米国時間1月22日,Linux関連サポート・プログラム「Oracle Unbreakable Linux」に加入する企業向けにLinux管理ソリューション「Oracle Management Pack for Linux」を発表した。

 同管理パックは,統合管理ツールである「Oracle Enterprise Manager 10g」をベースとし,Unbreakable Linuxに加入する企業顧客に,Linuxサーバーのライフサイクルを管理する機能を提供するもの。ユーザーは,Webベースのユーザー・インターフェース「Enterprise Manager Console」を通じて包括的なプロビジョニング,パッチ適用,監視,管理などが可能となる。Oracleは,同パックによりLinux環境の管理にかかわる複雑さとコストを軽減できるとしている。

 同パックは,主な機能として,サーバーの一元管理,グループ管理とレポート機能,サーバーのプロビジョニング,サーバー設定情報の収集と分析,パッチ,パフォーマンスの監視機能などを提供する。

 Linux管理機能とOracle Enterprise Manager製品の機能を組み合わせることにより,サービス・レベル管理,変更と設定の管理,システムとアプリケーションのパフォーマンス管理などが可能になるという。

 Oracle Management Pack for Linuxは,開発者向けネットワークOracle Technology Networkからダウンロードできる。Oracle Unbreakable Linuxサポート・プログラム(ベーシックとプレミア・サービス・レベル)に加入する企業は無償で利用できる。

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