米Vivisimoは米国時間1月17日,米国立医学図書館(NLM:National Library of Medicine)がWebサイトの検索技術を強化するために,同社の技術を採用することを明らかにした。

 NLMによるVivisimoの検索技術導入の狙いは,リンクされたWebページ上の情報に迅速かつ容易にアクセスできるようにすること。Vivisimoは,NLMが一般ユーザー向けに健康関連の情報を提供する姉妹サイト「MedlinePlus」と同サイトのスペイン語版にも検索機能を提供する。

 これらのサイトでは,Vivisimoの企業向け検索プラットフォーム「Vivisimo Velocity」を導入する。ユーザーは,キーワードを使って関連するトピックを検索したり,特定の病気の症状や原因などの質問に対して回答が得られるようになるという。

 また,Vivisimoは18日,リニューアルされた米連邦政府機関のポータル・サイト「USA.gov(www.usa.gov)」がVelocityプラットフォームを導入していることを明らかにした。同サイトでは,Velocityと米Microsoftの検索サービス「MSN Search」を組み合わせて提供する。一般ユーザーは,政府機関が提供するドキュメントやWebページ,政府機関のリソースの横断検索を実行して,検索結果をテーマごとに分類して表示できるようになっている。

 Vivisimoは,これまでにも政府が公開した2006年連邦会計予算やイラクに関する研究グループの報告書などのドキュメントに,検索機能を提供している。

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