米Newsと同社傘下の米Fox Interactive Media(FIM)が運営するソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「MySpace」が,性的犯罪に巻き込まれた少女の家族から訴えられた。原告側弁護を担当する米Barry&Loewyと米Arnold&Itkinが米国時間1月18日に明らかにしたもの。

 弁護団によると,ニューヨーク州,テキサス州,ペンシルバニア州,サウスカロライナ州に住む4家族が1月17日に,それぞれロサンジェルスの裁判所に訴訟を申請した。

 被害者は14~15歳の5人の少女。MySpaceを通じて知りあった成人ユーザーから誘われて実際に会い,性的暴行を受けたという。それぞれの加害者はすでに逮捕されている。

 「SNSをもっと安全なものにするためには,よりいっそうの対策が必要だ。我々の考えでは,MySpaceは未成年ユーザーの安全性強化に向けた効果的なセキュリティ手段の構築に取りかかるのがあまりに遅かった」(Arnold&ItkinのJason A. Itkin氏)。

 ちなみにMySpaceは,子どもの同サイト利用を親が監視するためのソフトウエア「Zephyr」を提供する計画を,1月17日に発表している(米メディア)。

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