日本航空(JAL)は2007年1月18日、リクルートが運営するオンライン旅行サイト「じゃらんnet」の商材を同社Webサイトにて全面的に利用していくと発表した。

 じゃらんnetと協力して展開するサービスは「JALダイナミックパッケージ」と「JALエアプラス」。JALダイナミックパッケージは5月から、JALエアプラスは4月から提供を開始する予定。JALダイナミックパッケージはJALグループ1日約1000便の国内線と、じゃらんnetの約1万4500の宿泊施設を自由に組み合わせられるサービス。従来の旅行代理店が提供するパック商品に比べ、自由度が高くなるのが特徴。サービス開始当初はJALのWebサイトのみでの展開を予定しているが、2007年12月までにはじゃらんnetや「Yahoo!トラベル」での販売も予定しているという。

 JALはJTBのWebサイト上でも同様のサービスを展開しているが、「JTBでは航空券と宿泊施設をユーザーが選び、それに近い(既にパッケージ化された)商品をマッチングさせるサービス」(JAL)だった。今回のJALダイナミックパッケージは、ユーザーの好みでオリジナルのパック商品を作れることになる。

 「JALエアプラス」はJALのWebサイト上からじゃらんnetが所有する宿泊施設を予約できるようにするサービス。従来、航空券と一緒に購入できる宿泊施設は約500施設ほどしか提供できていなかったが、じゃらんnetの商材を利用することでJALのWebサイトで扱える商材が一気に増えることになる。