米Adobe Systemsは米国時間1月17日,Webブラウザ用プラグイン・ソフトのLinux版「Flash Player 9 for Linux」をリリースした。Flash Player 9のWindows版とMacintosh版は,2006年6月に公開されている。

 新版は,効率的なメモリー使用,高度なグラフィック,ビデオ,テキスト機能などによりユーザー体験を強化している。「ActionScript Virtual Machine(AVM2)」によりアプリケーションの実行速度が最大10倍高速になったという。

 また,Linux開発者は,Adobeが無償で提供するFlashアプリケーションの開発キット「Adobe Flex 2 Software Development Kit(SDK)」,データサービス「Flex Data Services 2」のExpress版,Flash Player 9を使ってLinux上でRIA(Rich Internet Application)の作成,テスト,導入ができるようになるとしている。

 Flash Player 9 for Linuxは,AdobeのWebサイトから英語版および各国語版が無償でダウンロードできる。また,同ソフトはRed HatとNovellのLinuxディストリビューションにプリインストールされる予定となっている。

 Adobeは先ごろ,AVM2のソース・コードを米Mozilla Foundationに寄贈している。

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