UNIX互換オープンソースOS「FreeBSD」を推進する非営利団体FreeBSD Foundationの開発プロジェクトであるFreeBSD Projectは,同OSの新版「FreeBSD 6.2」を公開した。FreeBSD Projectが米国時間1月15日に明らかにしたもの。対応プラットフォームはalpha,amd64,i386,ia64,pc98,sparc64の6種類。Bittorrentサイトまたは複数のFTPサイトから無償でダウンロードできる。
新版の主な変更点は以下の通り。
・各種セキュリティ・アップデートとバグ修正
・セキュリティ評価に関する国際規準Common CriteriaのControlled Access Protection Profile(CAPP)セキュリティ・イベント監査機能を試験的に対応
・OpenBSM監査用のコマンド・ライン・ツールなどに対応
・KDEを3.5.4,GNOMEを2.16.1にアップデート
・BINDを9.3.3にアップデート
・各種デバイス・ドライバの更新および新規追加
・sysfsにおけるLinuxエミュレーション対応
以下のプラットフォーム向けFreeBSD 6.2は現在開発中。FreeBSD Projectでは,米Microsoftのゲーム機「Xbox」向けのFreeBSD 6.2も開発している。
・ARM
・MIPS
・ppc
・sun4v