米Appleは米国時間1月17日に,2007会計年度第1四半期(2006年10~12月期)の決算を発表した。売上高は71億ドルで前年同期の57億ドルと比べ24%増加,純利益は過去最高の10億ドル(希薄化後の1株当たり利益は1ドル14セント)で前年同期の5億6500万ドル(同65セント)を2倍近く上回った。粗利益率は31.2%で,前年同期の27.2%から拡大した。

 同社CEOのSteve Jobs氏は,「売上高が70億ドルを超え,純利益が10億ドルに達した当期の業績にたいへん満足している」と述べた。

 当期に出荷した「Macintosh」は160万6000台(前年同期比28%増),「iPod」は2106万6000台(同50%増)。

 「iTunes Store」を含む音楽関連製品およびサービスの売上高は6億ドルで,前年同期と比べ29%成長した。

 地域別でみると,米大陸の売上高が35億ドルで前年同期比30%増加,欧州は17億ドルで同38%増加した。一方,日本の売上高は3億ドルで同20%減少した。

 また同社CFOのPeter Oppenheimer氏は今後の見通しについて,「2007会計年度第2四半期(2007年1~3月期)の売上高は48億~49億ドル,希薄化後の1株当たり利益は54~56セントを見込む」と語った。

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