独InnoTekは1月15日(現地時間),同社の仮想マシン・ソフトVirtualBoxのオープンソース版を公開した。VirtualBoxはx86向けの仮想マシン・ソフトウエア。「オープンソース版がいくつかの機能を除き,VirtualBoxのフルパッケージに相当する」(InnoTek)という。
VirtualBoxはx86上のLinuxおよびWindowsをホストOSとする仮想マシン・ソフトウエア。ゲストOSとしてはWindows,Linux,FreeBSD,OpenBS,OS/2をサポートしている。モジュール化されているため,機能の追加や交換などが容易なことが特徴という。クローズドソース版も,個人利用および評価目的であれば無償で使用できる。
オープンソース版になく,クローズドソース版にのみ含まれる機能はRemote Display Protocol (RDP) Server,USBサポート,USB over RDP機能,ホストとゲスト間の共有フォルダ機能,およびiSCSI機能。
オープンソース版は,GNU General Public License (GPL)のもとで公開されている。VirtualBoxのサイトから無償でダウンロードして使用できる。