米Salesforce.comは米国時間1月16日,オンデマンド・プログラミング言語「Apex Code」のプレビュー版を開発者向けに公開した。開発者は,同社のWebサイトからApex Codeのプレビュー・プログラムに登録できる。Apex Codeのベータ版は年内にリリース予定となっている。

 同社は同日,Apex Codeのプラットフォームとなる「Apex」も公開した。同プラットフォームは,ビジネス・アプリケーションを作成するためデータ・モデル,ワークフロー・エンジン,ユーザー・インタフェース・モデル,WebサービスAPIなどを提供する。

 開発者はApex Codeにより,Salesforce.comのサービスにおけるカスタム・コンポーネントの作成,既存のコードのカスタマイズ,トリガやストアド・プロシージャの作成などが可能になる。Apexで開発したアプリケーションは,Webサービスとして利用でき,SOAPやXMLを通じてアクセスできるという。Apex CodeとApexプラットフォームで作成したすべてのアプリケーションは,オンデマンド・アプリケーションの共有サービス「AppExchange」を通じて共有できる。

 Salesforce.comは,Apexによる開発を促進するために,AjaxツールキットとEclipse向けの新しいApex開発ツールキット,Wikiベースの開発者サイト「Apex Devloper Network(ADN)」などを用意する。ADNでは,Apex言語を使ってAppExchange向けに新しいアプリケーションを作成するためのツールとリソースを提供する。

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