NTTドコモは1月16日，703iシリーズなど新端末10機種を発表した。同日午前中にKDDIが10機種を発表したのに続き（参考），NTTドコモも同じ台数の機種を発表した。
ドコモが今回発表した機種の特徴は，薄型モデルを多数そろえた点。NEC製の「N703iμ」（NEC製）と「P703iμ」（パナソニック モバイル コミュニケーションズ製）は，厚さをわずか11.4mmに仕上げた。「折りたたみ型のW-CDMA携帯電話で世界最薄」（NTTドコモ）としている。またストレート・タイプの「D703i」も，厚さ9.9mmに抑えた。
このほか防水機能を備えた「F703i」や，香り付きの着せ替えパネルを利用できる「SO703i」など，特色を持った機種をそろえた。1月下旬から順次，出荷を開始する。
なお今回の703iシリーズの価格について，NTTドコモの森健一商品企画担当部長（写真1）は，「703iシリーズはこれまでの70Xiシリーズと同じかそれよりも安い程度の調達コストに抑えられた。それに見合った実売価格になる」と語り，従来の70Xiシリーズよりも安くなる可能性があることを示唆した。
国内初の2画面タッチパネル携帯も発売
703iシリーズに加えて，折りたたみ式の本体の上下にそれぞれ液晶を持つ「D800iDS」（写真2）と，ワンセグ受信機能を持つ「SO903iTV」も併せて発表した。中でも「D800iDS」は，ひときわユニークなインタフェースを持った端末。ハードウエアのボタンを持たず，タッチパネル式の液晶画面にさまざまなスタイルの操作画面が現れる。例えばよく使う機能だけを六つのボタンに割り当てたり，液晶でiPodのような回転式の操作インタフェースを実現したりできる。なお特色のあるインタフェースを生かした専用ゲームも提供する。
