写真 新端末の一つ「MEDIA SKIN」を手に持つKDDIの小野寺正社長兼会長
写真 新端末の一つ「MEDIA SKIN」を手に持つKDDIの小野寺正社長兼会長
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 KDDIと沖縄セルラー電話は1月16日,au携帯電話の新モデル10機種を発表した。今回のラインアップの特徴についてKDDIの井上正廣au商品企画本部長は,「これまで注力してきた音楽機能やデザインに加えて,映像機能を追求した」と説明。ワンセグ対応機種を7機種用意したほか,発色の良い26万色QVGA有機ELディスプレイや,広視野角なIPS(in-plane swithching)液晶搭載機種など,ディスプレイの機能にこだわった機種もそろえている。発表会にはKDDIの小野寺正社長兼会長(写真)も登壇。新製品をアピールした。

 ラインアップの内訳は,au design projectの第6弾で有機ELディスプレイを搭載しワンセグに対応した「MEDIA SKIN」(京セラ製)のほか,ワンセグとデジタルラジオに対応した「W52T」(東芝製),「AQUOSケータイ W51SH」(シャープ製),「W51T」(東芝製)。IPS液晶を搭載しワンセグ対応の「W51CA」(カシオ計算機製),「W51SA」(三洋電機)。IPS液晶を搭載した「W51H」(日立製作所製)。ワンセグ対応の「W51K」(京セラ製)。さらに「W51P」(パナソニック モバイルコミュニケーションズ製),「W51S」(ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製)となる。1月下旬から順次発売を開始する。

 なおauの春モデルのラインアップは,既に発表済みの「CDMA 1X」端末3機種と「W43H II」と合わせて全14機種。そのうちの8機種がワンセグ対応となった。かねてからKDDIの小野寺社長は,「ワンセグは携帯電話の標準機能になると思う」と発言してきたが,それを裏付ける形で端末がそろってきたことになる。

 今回発表の春モデルでは,おサイフケータイ対応の端末も7機種ラインアップ。これらの端末で電子クーポンを得られる「auクーポン」サービスも新たに開始する。これはNTTドコモが提供している「トルカ」と同様のサービスだ。また音楽サービス「LISMO」も,新たに歌詞の検索やあいまい検索などの機能を追加している。