米Avayaは米国時間1月12日,SIP対応アプリケーションの開発プラットフォームなどを手がける英Ubiquity Softwareを買収する計画を明らかにした。Avayaは,Ubiquity Softwareの株式1株当たり37.3ペンスの株式公開買い付け(TOB)を実施する。買収総額は約7430万ポンド(約1億4400万ドル)となる見込み。

 Ubiquityは,固定およびモバイル通信サービス・プロバイダやシステム・インテグレータなどにSIP対応の通信ソフトウエアを提供している。買収を通じてAvayaは,ネットワーク通信事業者や企業によるオールIPネットワーク化への移行のサポート強化を狙う。

 Avayaのグローバル・コミュニケーション・ソリューション担当副社長であるMicky Tsui氏は,「Ubiquityの次世代ソフトウエア・プラットフォームをAvayaのポートフォリオに加えることにより,顧客や開発者による通信技術とビジネス・プロセスの統合強化を支援できるようになる」とコメントしている。

 Ubiquityの取締役会は,同社株主に対しAvayaによる買い付けの申し出を受諾するように勧めている。株主は,公開買い付けの書類が届いてから20営業日以内に,申し出を受諾する必要がある。

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