マイクロソフト日本法人の
ダレン・ヒューストン社長

 マイクロソフトは1月15日、「Windows Vista」と「2007 Office System」の発売直前製品発表会を開催した。両製品は1月30日から出荷を開始する。マイクロソフト日本法人のダレン・ヒューストン社長は発表会の冒頭で、「パソコンの新しい時代が始まる。動画や音楽、画像などのライブラリーを簡単に作ることができ、コンピュータが一般の消費者にとって楽しいものになる」と、VistaやOffice 2007の価値を訴えた。

 Vistaの発表に合わせて、NECパーソナルプロダクツ、東芝、日本ヒューレット・パッカード、日立製作所、富士通、レノボ・ジャパンなど国内主要パソコン・メーカーがVista搭載パソコン247機種を一斉に発表した。富士通は薄型大画面テレビに接続して利用できるように、HDMI端子を搭載したパソコンを展示した。動画の再生やインターネットを大画面テレビで、リモコンを使って簡単に操作できるのが特徴だ。ソニーも同様の製品を参考展示した。


同時発表されたWindows Vista搭載パソコン

 パソコンメーカーのVistaへの期待は熱い。2006年はVista登場の遅れからパソコン販売が伸び悩んだこともあり、「待ちに待ったVistaの登場」(NEC)、「この日が来るのを待ち望んでいた」(東芝)などのコメントが寄せられた。