NECは1月12日、東京証券取引所から「上場有価証券の発行者の会社情報の適時開示等に関する規則」に基づき、「改善報告書」の提出を求められた、と発表した。これは、NECが昨年12月22日に、2006年9月中間期の中間決算短信を訂正したことに関連した措置である。

 東証は、「NECが重要な訂正を伴う決算内容を開示していたことは、不適切な開示にあたる」と判断。「適時開示を適切に行うために体制を改善する必要性が高い」とし、経緯と改善措置に関する報告書を提出するように求めた。

 NECが改善報告書を求められたのは、「初めてのこと」(同社)。報告書の提出期限は1月26日だ。NECは「真摯に回答していく」としている。