NTT東西地域会社とNTTコミュニケーションズおよび携帯電話・PHS事業者各社(NTTドコモ,KDDI,ソフトバンクモバイル,ウィルコム)は,1月15日から21日までの「防災とボランティア週間」に合わせ,災害用伝言ダイヤルや伝言板サービスの体験利用を実施する。

 災害時は被災地に通信が集中し,安否確認などの連絡が取りにくくなることが多々ある。こうした状況でも安否確認ができるように,NTT東西とNTTコムは「災害伝言ダイヤル(171)」と「災害用ブロードバンド伝言板(web171)」を運用。携帯電話事業者各社も「災害用伝言板サービス」を提供している。これらは本来災害発生時にしか利用できないが,1月15日から21日までの1週間,サービスを実際に体験できるようにする。

 NTTグループの災害伝言ダイヤルは,被災地の家族や親戚,知人の電話番号などをキーにして安否の伝言を預かるボイスメール・サービス。災害用ブロードバンド伝言板は伝言ダイヤルの仕組みをインターネット上で実現している。インターネットに接続できるパソコンや携帯電話端末から,被災地の電話番号などをキーに,音声やテキストによる安否情報を確認できる。

 携帯電話事業者各社の「災害用伝言版サービス」は,「iモード」,「EZweb」,「Yahoo!ケータイ」,「CLUB AIR-EDGE」および「H" LINK」を利用した伝言版。「震度6弱」以上の地震などの災害発生時には,これらのサイトのトップ画面に開設される。各社の登録情報は相互に閲覧できる。