日立ソフトウェアエンジニアリングは1月12日、開発用のサーバー環境をオンデマンドで提供する「Secure Online統制IT基盤提供サービス」を1月22日から開始すると発表した。VMwareを使った仮想サーバー上に、OSやミドルウエアなどを組み合わせた開発環境を提供する。

 システム開発時には本番用のサーバーのほかに、開発やテストに使うサーバーが別途必要になるが、予算の多くは本番系に割り当てられがちで、開発サーバーは確保しにくい。また、現場でサーバーの入手や設定などにも時間がかかることが多かった。同サービスでは、契約後3営業日で開発サーバーを利用可能になり、1カ月単位で契約できる。これにより、導入コストの削減や開発スケジュールの短縮に結び付けられるという。

 開発サーバー上で利用できるOSはWindowsとRed Hat Linux、ミドルウエアは日本IBM、日本BEAシステムズ、日本オラクル、日立製作所などの製品。価格は、仮想マシンにOS、データベースを用意した基本構成で1カ月7万円から。