アルファーテック(東京都西東京市,福山道夫社長)は2007年2月から,DRM(デジタル著作権管理)ソフト「DocumentSecurity」のASP提供を開始する。これまでパッケージ製品として大企業向けに販売してきたが,ASP化により中小企業にも売り込む。

 新サービスは最小構成が10クライアント。初期費用は15万円,利用料金は1クライアントあたり1200円から。アルファーテックでは10クライアント以上100クライアント未満の規模での利用を想定している。

 DocumentSecurityは韓国SoftCampが開発したソフト。国内ではアルプス システム インテグレーション(ALSI,東京都大田区,大喜多晃社長)が2003年から販売しており,大企業を中心に20万クライアントの導入実績がある。多数の文書ファイルを重要度や利用者別に分類した上で,暗号化や利用制限,作成から破棄に至る履歴管理などを行えることから,最近では内部統制向けの製品として提案している。

 日本版SOX法の対象は上場企業だが,アルファーテックは「実際には上場企業の連結子会社や関連会社,取引先などでも対応が必要になるケースが相当数あるはず」と見ており,初年度1億円の販売を見込んでいる。