SafeBoot Device Encryption version 5.0
SafeBoot Device Encryption version 5.0
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 マクニカネットワークスは,ハードディスク暗号化ソフトの新版「SafeBoot Device Encryption version 5.0」を,2007年1月31日に出荷する。価格は,クライアント1台で1万7850円,1000台以上の場合は1台あたり1万5225円。オプションの集中管理ソフト「SafeBoot Management Center」は26万2500円。開発会社はオランダの非公開株式会社であるSafeBoot International。

 SafeBoot Device Encryptionは,クライアントPCのハードディスクを丸ごと暗号化することで,PCの紛失時などに情報の漏えいを防ぐセキュリティ・ソフト。OSを含めて全データを暗号化し,OSの起動前に,OSのユーザー認証とは別に,SafeBoot Device Encryptionのユーザー認証を実施する。同ソフトはスタンド・アローンでも動作するが,別途,集中管理ソフトのSafeBoot Management Centerを導入することで,アクセス権限ポリシーの集中管理やアクセス・ログの管理が可能になる。

 新版では,SafeBoot Device Encryptionのユーザー認証手段を拡充した。従来版では,あらかじめ設定したパスワードを知っていればOSを起動できたが,新版ではソニーが開発した指紋認証システム「PUPPY」が利用できるようになった。さらに,TCG(Trusted Computing Group)のTPM(Trusted Platform Module)1.2準拠のセキュリティチップを使ったパソコン認証が可能になった。