ネットエージェントは1月9日,同社のファイアウォール・ソフトウエア製品「One Point Wall」にスパイウエア対策用のルールを追加し,同日からダウンロードできるようにしたと発表した。

 スパイウエアとは,ユーザーのパソコン上に潜み,ユーザーの個人情報や操作履歴などを収集し,インターネット上にある犯罪者のサーバーにそのデータを送るソフトウエアのこと。One Point Wallに今回のルールを適用することで,ユーザーのパソコンから犯罪者のサーバーに送られる通信を自動で検知し,遮断できるようになる。対応するスパイウエアは19種類。同社は「主要なものはほぼ網羅している」という。

 One Point Firewallは,ネットワーク上でブリッジとして働くため,ネットワーク構成をほぼ変更することなく導入できるのが特徴。価格は30台(クライアントとサーバーの合計台数)を防御するライセンスの場合,初年度9万8000円。