Kahua Projectは12月28日,オープンソースのWebアプリケーション・フレームワークの安定版「Kahua 1.0」をリリースした。Kahuaは,LISP系言語Schemeの処理系であるGaucheで実装されたフレームワークで,日本人が中心となって開発している。

 Kahuaは,タイムインターメディアと,Gaucheの開発者である川合史朗氏が代表をつとめるScheme Arts L.L.C.が,独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の「平成15年度オープンソフトウエア活用基盤整備事業」の委託事業として共同開発している。

 セッション・オブジェクト複数回のWebアクセスの間でデータを維持するために,セッション・オブジェクトにデータを明示的に保存する必要がない「継続ベース」機能を備えることが特徴という。

 Kahuaで,例えば「Hello Kahua!」と表示するWebページを記述するプログラムは以下のようになる。

(define (hello-kahua)
(html/ (head/ (title/ "hello kahua!")) (body/ (h1/ "Hello Kahua!")))) (initialize-main-proc hello-kahua)

 KahuaはKahuaの公式サイトから無償でダウンロードして使用できる。