ディサークル(東京都中央区,西岡毅社長)は,2007年1月に企業情報ポータル構築ソフトの新版「POWER EGG V1.9」を出荷する。POWER EGGは,企業情報ポータル,グループウエア,ワークフロー,SFA(セールス・フォース・オートメーション),基幹システムとの連携,といった機能を備え,2002年2月の初版投入以来の販売実績は920社。

 現行のV1.8からの主な強化点は,社内における情報の伝達や共有に使う「レポート機能」の拡充や,画面の操作性の改良である。このほか,システム管理者向けには,ユーザー管理作業の省力化,アクセス制御の強化などを行った。

 「レポート機能」とは,電子メールに代わる情報伝達やデータ共有の手段として同社が提案してきたもの。部門やプロジェクトチームといった単位ごとに投稿内容や添付ファイルなどを共有できる。電子メールでの情報共有で起こりがちな誤送信や,データの共有/変更管理の難しさといった問題を回避できるとともに,電子メールの氾らんを防ぐ効果があるという。 V1.9では,転送など,電子メール同様の操作が行えるようにした。

 ライセンス価格は,中核製品の「POWER EGG Ver1.9 for Java」が1ユーザー2万5000円,年間保守料金が1ユーザー1250円。なお,価格は未定だが,2月に自治体版を発売予定である。