電信柱上に設置したlivedoor Wirelessのアクセス・ポイント
電信柱上に設置したlivedoor Wirelessのアクセス・ポイント
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 ライブドアは12月25日,同社が運営する公衆無線LANサービス「livedoor Wireless」(写真)の認証方法として,Webブラウザを使ったWeb認証だけでなく,機器に割り当てられたMACアドレスを事前登録して接続できるサービスをベータ・テストとして開始した。MACアドレス認証を導入することで,公衆無線LAN環境下で任天堂の「ニンテンドーDS」やソニー・コンピュータエンタテインメントの「プレイステーション・ポータブル(PSP)」といった携帯型ゲーム機によるネットワーク対戦などが可能になる。

 ベータ・テストへの参加はlivedoor Wirelessへの加入が条件。初期費用1050円,月額525円の料金が発生する。また既存のlivedoor Wirelessの加入者もベータ・テストに参加可能で,登録できるMACアドレス数は5個まで。各ゲーム機のMACアドレスの確認方法は同社のWebサイトに掲載している。

 livedoor Wirelessは主に電信柱上にアクセス・ポイントを設置して無線LANエリアを広げているのが特徴。「2006年8月に山の手線内の2200カ所にアクセス・ポイントを設置済み」(同社ネットワーク事業部ネットワークグループの白倉章照氏)で,会員数は11月末時点の延べ数で1万2000弱としている。また一部報道があったlivedoor Wirelessの事業売却の可能性については,「あらゆる可能性を検討中であり,livedoor Wirelessのサービスは継続する」(同氏)としている。