Sun Ray 2Nはスマートカード・リーダーを備える
Sun Ray 2Nはスマートカード・リーダーを備える
[画像のクリックで拡大表示]

 サン・マイクロシステムズは2006年12月21日、ノート型のシンクライアント端末「Sun Ray 2N Virtual Display Client」(写真)を発表した。従来のSun Ray端末は据え置き型しかなかったが、今回新たにノート型を追加。IEEE802.11b/gの無線LAN機能も内蔵した。ただし、PHSやFOMAなどの移動体通信には対応していないので、屋外での利用は制限される。

 Sun Rayは同社のシンクライアント端末で、OSを搭載しないためセキュリティ・ホールへの対応が不要になるのが特徴。通常のシンクライアント端末の場合、OSとしてWindows XP Embeddedなどを搭載するケースが多い。

 1024×768ドット表示可能な12.1インチ液晶を搭載する。本体の重量は1.64kg。スマートカード・リーダー、外部ディスプレイの出力端子を備える。消費電力は36Wで、一般的なノートパソコンの約2分の1程度だという。価格は16万2000円(税別)。発売は2007年1月下旬、出荷開始は2月下旬を予定している。