ひかり電話に対応したInfiniTalkの新バージョンの管理画面例
ひかり電話に対応したInfiniTalkの新バージョンの管理画面例
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 ターボリナックスは12月20日,同社のIP電話サーバー・ソフト「InfiniTalk」の新バージョン(写真)で,NTT東西地域会社の「ひかり電話ビジネスタイプ」に対応したと発表した。InfiniTalkはオープンソースのIP-PBXソフトであるAsteriskをベースにした製品。同社IPテレフォニー事業開発部の小玉博和部長は,「Asteriskを使ってひかり電話に正式対応した製品は初めて」としている。

 ひかり電話に対応することで,InfiniTalkをインストールしたサーバー機は,メディア・ゲートウエイなど特別な装置を介さずに,NTT東西が提供するルーターと直接接続できるようになる。

 新バージョンではひかり電話対応だけでなく,新機能も追加した。特番による代理応答や,IVR(音声自動応答)の音声を電話機から録音できる機能などである。また,ターボリナックスが接続テストをしていないSIP(session initiation protocol)端末を接続するためのSIPのテンプレート作成機能なども加えた。新バージョンは12月下旬に販売を開始する予定で,価格は10ユーザー・ライセンス付きで19万8000円(税抜き)。