日本音楽著作権協会(JASRAC)やフジテレビジョンなど著作権管理関連の11社・12団体は2006年12月19日,米国の動画共有サイトを運営するYouTubeから,同サイトで横行する著作権侵害の予防措置の要請に対する回答が届いたと発表した。

 YouTubeの回答の要旨は,(1)日本でのビジネス展開のための話し合いを希望する,(2)動画共有サイトに著作権保護についての注意事項を日本語で掲載する,(3)ユーザーをより特定できるようにするため,認証の仕組みの改善に努める,(4)著作権侵害を繰り返すユーザーのアカウントは既に削除している――というものである。回答を受けた11社・12団体は2006年12月22日に会議を開き,今後の対応を検討するとしている。