NTTレゾナントは2006年12月19日、4万4723件の顧客情報が入ったノートパソコンが盗難に遭ったと発表した(発表資料)。パソコンは社員が自宅で利用していたもの。12月18日の夜、社員が帰宅して盗難に気づいた。パソコンやデータには、パスワードが設定されていた。現在のところ、情報の流出は確認されていないという。

 盗難に遭ったノートパソコンに格納されていたのは、2005年10月3日から11月19日まで、同社が運営するポータルサイト「goo」で実施した「豪華商品ザクザク!キャンペーン」に応募したユーザーの情報。ユーザーID、氏名、郵便番号、住所、電話番号、メールアドレス、年齢の情報が記載されていた。クレジットカード番号などの情報は含まれない。該当する顧客には、メールや電話、文書の郵送などにより個別に通知、謝罪するという。電話(0120-506-682)にて、ユーザーからの問い合わせも受け付ける。

 顧客情報は、社員がデータのみを持ち帰り、自宅のパソコンにコピーしていた。同社では従来から顧客情報の社外への持ち出しを禁止していたが、今回の事態を受けて「お客様情報の管理・運用体制について徹底して見直すとともに、改めて社員教育の強化を図り、お客様の信頼回復に全力をあげて努めていく所存」としている。