写真 Skype for Windows 3.0ベータ版でエクストラを表示したところ
写真 Skype for Windows 3.0ベータ版でエクストラを表示したところ
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 ルクセンブルクのスカイプは現地時間の13日,無償のIP電話ソフト「Skype」の新バージョン「Skype 3.0 for Windows」を発表した(写真)。

 新版で追加された主な機能は,「エクストラ」と「パブリックチャット」(ツール上の名称は「オープンチャット」)の二つ。エクストラは,Skypeに機能を加えるプラグインのこと。ホワイトボードやアプリケーション共有,通話の録音,ゲームなどのエクストラがあらかじめ用意されている。もう一つのパブリックチャットは,招待による参加ではなくSkypeユーザーであれば誰でも自由に参加できるオープンなチャットのこと。WebサイトにパブリックチャットのURLを公開するなどして参加者を募集する。

 企業向けには,Windowsのレジストリ・キーを使い,Skypeの機能を制限したり,一部の設定を集中管理できるようにした。例えば,「ファイル転送を禁止する」,「コンタクト・リストのインポートを禁止する」,「使用するポート番号」,「プロキシ・サーバーのアドレス,ユーザー名,パスワード」などを設定できる。「Skypeのスーパーノードにさせない」といった変わったポリシーもある。このほか,MSI(Microsoft Installer)形式でクライアント・パソコンへの配布を容易にした「ビジネスバージョン」も公開している。