GUADIANWALL
GUADIANWALL
[画像のクリックで拡大表示]

 キヤノンシステムソリューションズとNECソフトは,企業の社員が利用する電子メールの中身を検閲することで内部統制に役立てるソフト「GUARDIANWALL」の新版Ver7.0を,2007年1月10日に出荷する。価格は,標準機能の「Standardモデル」が50ユーザー96万円(税別)から。保存メールを条件検索する機能を持つ上位版「Advancedモデル」が50ユーザー130万円(税別)から。

 GUARDIANWALLは,メール・サーバー上で動作させてメールの中身を調べることで,メールの送受信を禁止したり,メールの送受信記録を残したりするソフトである。企業の情報がメールを経由して外部に漏えいするといった,業務運用上のリスクを回避するのが狙い。

 新版では,人名や地名,口座など個人情報に相当するデータの辞書と照らし合わせることで,個々のメールに含まれるデータが「個人情報」としての性格をどの程度備えているかをスコア化する機能を追加した。また,システム管理者の操作記録を残すことで,内部統制監査の担当者がシステム管理者の行動を監査できるようにした。

 稼働環境は,SPARC版Solaris 8以降,またはIntel CPU版のRed Hat Enterprise Linux,Turbo Linux,MIRACLE LINUX。GUARDIANWALLの開発会社はキヤノンシステムソリューションズ。販売会社は稼働環境によって異なり,SPARC/Solaris版はキヤノンシステムソリューションズが販売,Linux版はNECソフトが販売する。