日本ヒューレット・パッカードは,同社の中堅クラスのストレージ「StorageWorks Enterprise Virtual Array」(EVA)を使って,Microsoft SQL ServerやExchange Serverのデータ・バックアップとリストアを高速に実施するための専用ソフト「StorageWorks Application Recovery Manager」(AppRM)を,2007年1月中旬に出荷する。価格は178万5000円から。

 AppRMは,米MicrosoftのサーバーOSが標準で備えるスナップ・ショット・バックアップ機構である「Volume Shadow Copy Service」(VSS)から利用可能なバックアップ関連ミドルウエアである。VSSは,米Hewlett-Packardや米EMCなどのストレージが備えるスナップ・ショット機能に対する通信インタフェースを提供しており,稼働中のアプリケーションを停止させずにデータ・バックアップする機能と,障害時に高速にリストアする機能を実現する。