米Sun Microsystemsは2006年12月11日,デスクトップ向けのJavaプラットフォームの新版「Java Platform Standard Edition 6(Java SE 6)」をリリースした。Mustangという開発コード名で知られていたもの。同時にJava SE 6をフルサポートした統合開発環境「NetBeans Integrated Development Environment(IDE)5.5」もリリースした。

 PHP,Python,Ruby,JavaScriptといった動的型のスクリプト言語と連携するための新しい枠組みとAPIを採用したのが特徴。Javaで記述されたJavaScriptエンジンであるRhinoを搭載する。利用できるスクリプト言語エンジンの一覧はhttps://scripting.dev.java.net/に掲載されている。また,JAX-WS 2.0,JAXB 2.0,STAX,JAXPといった最新のWebサービスの仕様にも対応。アプリケーションの診断やモニタリング,管理のためのツールも拡張された。

 なお,J2SE 5.0の解説ページ「J2SE 5.0 虎の穴」で有名な櫻庭祐一氏は,日経ソフトウエアのWeb連載「Java技術最前線」で「Java SE 6完全攻略」と題した解説記事を執筆している。