マイクロソフトは2006年12月8日、Windows Vistaの最上位エディション「Ultimate」のサポート期間を公表した(当該サイト)。2012年4月10日までの「メインストリームサポート」に加え、2017年4月11日までの「延長サポート」も提供する。Windows Vistaのエディションのうち、Ultimateだけはこれまでサポート期間がはっきりと示されていなかった。

 メインストリームサポートとは、無償/有償の電話サポートやセキュリティ更新プログラムなどが提供されるサポート。延長サポートは、メインストリームサポート終了後に、有償サポートやセキュリティ更新プログラムを提供するサポートである。マイクロソフトの製品は種別によってサポート期間が異なり、一般消費者向け製品に対するサポートは基本的に製品発売から5年間のメインストリームサポートのみ。ビジネス向けの製品には、メインストリームサポートに加え、最短5年の延長サポートが提供される。Windows Vistaでは「Home Basic」「Home Premium」が一般消費者向け、「Business」「Enterprise」がビジネス向けとされているが、すべての機能を含む「Ultimate」の扱いは明示されていなかった。今回の発表で、ビジネス向け製品と同等のサポートが提供されることが明らかになった。

 なおWindows XPのメインストリームサポートは、Windows Vista発売から2年間とされている。ビジネス向けのWindows XP Professionalならその後も延長サポートが提供されるが、一般消費者向けのWindows XP Home Editionでは、メインストリームサポート終了後はセキュリティ更新プログラムは提供されない。