KDDIは2007年12月8日に,携帯端末向けの地上デジタルテレビ放送「ワンセグ」と,地上デジタルラジオ放送の両方に対応した携帯電話機「W44S」を発売する。地上デジタルラジオ放送に対応した携帯電話機の商品化は初めてとなる。ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーショーンズ製で,サイズは49mm×101mm×24mm,重量は146g,連続待ち受け時間は約270時間である。カメラも付いている。

 現在,ラジオ放送事業者などで組織する「デジタルラジオ推進協会」(DRP)が東京地区と大阪地区でデジタルラジオの実用化試験放送を実施している。両地区内であれば,W44Sでデジタルラジオ放送を聴くことができる。またデジタルラジオで提供されているデータ放送を通じて,楽曲やビデオクリップをW44Sにダウンロードすることも可能である。