写真1 一般ユーザー向けに初めて実機を展示したN902iL
写真1 一般ユーザー向けに初めて実機を展示したN902iL
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写真2 N902iLを大々的に宣伝しているNTTドコモのブース
写真2 N902iLを大々的に宣伝しているNTTドコモのブース
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 12月6日から9日にかけて東京ビッグサイトで開催中の「iEXPO 2006」で,NTTドコモが新しいFOMA/無線LANデュアル端末「N902iL」を大々的に展示,デモしている(写真1,写真2)。来場者に対して,N902iLの実機を操作できるよう展示したのは,「今回の展示会が初めて」(NTTドコモの説明員)。

 操作できる実機は4台で,無線LAN経由の通話のほか,転送などの操作も試すことができる。会場では,NEC製の無線LANアクセス・ポイント,無線LANコントローラ「UNIVERGE WL5100」,SIP(session initation protocol)サーバー「UNIVERGE SV7000」と組み合わせてデモを実施していた。

 N902iLは10月12日に発表されたばかりの新製品で,現行のN900iLの後継機となる(関連記事)。出荷は来春の予定。N900iLと比べると,(1)IEEE 802.11bに加えて最大54Mビット/秒のIEEE 802.11gで通信可能,(2)IEEE 802.11eを使った音声品質制御が可能,(3)FeliCa対応となったため入退室管理などにも応用できる--などの機能が新たに盛り込まれた。また,説明員によると「バッテリー持続時間がN900iLより長くなり,端末の発熱もN900iLより抑えられている」という。

 なお,NTTドコモのブースではN902iLだけでなく,カナダのリサーチ・イン・モーション製の「Black Berry 8707h」(関連記事),Windows Mobileを搭載した台湾HTC製の「hTc Z」(関連記事)の実機も展示,デモしている。