バッファローの「HDV-ROM2.4FB」
バッファローの「HDV-ROM2.4FB」
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 バッファローは2006年12月6日、次世代光ディスクであるHD DVDの読み出しが可能な光学ドライブ「HDV-ROM2.4FB」を発表した。HD DVDドライブを内蔵したパソコンは、東芝をはじめ複数のメーカーが出荷しているが、HD DVDドライブを一般消費者向けに単体で発売するのは今回が初めて。パソコンの5.25インチベイに内蔵する、ATAPI接続の製品である。価格は3万8850円。出荷は2006年12月下旬(発表資料)。

 ドライブ部には東芝製の「SD-H802A」を採用しており、HD DVD-ROMとHD DVD-Rの読み出しが最大2.4倍速で可能。容量30GBの2層メディアの読み出しにも対応する。DVDは5倍速、CDは15倍速での読み出しが可能だ。ただし、いずれの媒体に対しても書き込みはできない。HD DVDの映画タイトルなどを再生するためのソフト「PowerDVD HD DVD Edition」を添付する。

 動作環境として、CPUはPentium D(3.2GHz)、メモリー1GB、HDD空き容量が60MB以上のスペックを持つパソコンが必要。グラフィックスについては、米NVIDIAのチップである「GeForce 7600GT」「同 7900GT」、または米AMD(旧ATIテクノロジーズ)のチップ「RADEON X1800」「同 X1900」を搭載し、256MB以上のビデオメモリーを搭載するボードの利用を「強く推奨」している。

 このほか、著作権保護技術が適用されたハイビジョン画質の映画タイトルなどを出力するには、対応するグラフィックスボードやディスプレイが必要になる。具体的には、再生ソフトとグラフィックスチップとのデータ通信を暗号化する「COPP(certified output protection protocol)」、DVIやHDMI端子経由で接続された機器間のデータ通信を暗号化する「HDCP(high-bandwidth digital content protection system)」に対応した製品が必要だ。