NTTコミュニケーションズ(NTTコム)は12月5日,固定電話やIP電話から携帯電話に発信した際の通話料を2007年1月1日から値下げすると発表した。同社は「固定発携帯着の割引サービスの認知度がまだ低い。自宅から携帯電話に通話する場合は固定電話からかけた方が安いことをもっと広めていきたい」と値下げの狙いを説明する。固定発携帯着の割引サービスは,NTT東西地域会社が12月4日に値下げを発表したばかり(関連記事)。これについては「もともと検討していたもので,対抗値下げではない」(NTTコム)としている。

 料金改定後の通話料は通話先携帯電話会社や時間帯,地域に関係なく1分当たり17.325円(3分間で51.975円)。同社のマイライン・サービス「プラチナ・ライン」,またはIP電話サービス(OCNドットフォンやドットフォン パーソナルなど)を契約している場合は,1分当たり16.8円(3分間で50.4円)になる。一部の通話先を除き,東西NTTと同じ,または安い水準となっている。割り引きを受けるためには,通話先の携帯電話番号を入力する前に識別番号の「0033」を入力する必要がある。