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「トランザクション処理をサポートするために独自言語を開発した」、米セールスフォースのテクノロジー統括責任者が語る

米セールスフォース・ドットコムのパーカー・ハリス代表取締役副社長
米セールスフォース・ドットコムのパーカー・ハリス代表取締役副社長
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 「Salesforceのアプリケーションを作り込んで利用したい、というユーザーの声に応えるには、独自のプログラミング言語を開発するしかなかった」。米セールスフォース・ドットコムの共同創業者で、テクノロジー統括責任者を務めるパーカー・ハリス代表取締役副社長(写真)は、同社が10月に発表したプログラム言語「Apex(エイペックス)」を開発した理由について、このように語る。

 Apexは、同社のCRM(顧客関係管理)ソフト「Salesforce」をカスタマイズするためのプログラミング言語。「基本はデータベース操作言語と同じ」(ハリス副社長)で、トランザクション処理を伴うカスタマイズを可能にしたものだ。ハリス副社長によると、「アプリケーションをカスタマイズする際、問題となっていたのが、トランザクションの処理だった。Apexによって初めて、データベース管理システムに対して、プログラムが完全に処理を完了したと宣言する『コミット』やトランザクションが失敗した時にそれまでの更新を取り消す『ロールバック』ができるようになる」という。

 Apex以前にSalesforceで利用できるカスタマイズ機能は、同社が公開するAPIを利用するものが中心だった。公開されたAPIだけでは、トランザクションの制御を必要とする複雑なアプリケーションを開発できなかった。Apexによって、コミットやロールバックを利用する処理以外にも、トリガーやストアド・プロシージャを作成することもできるようになる。

 独自の言語とした理由についてハリス副社長は、「Salesforceのようなアプリケーションをカスタマイズするのに適当な技術があれば採用したが、ユーザーが簡単に利用できるものはない」と話す。Apexは、2007年1月にも提供予定の最新版「Salesforce Winter '07」で利用可能となる見込みだ。

(岡本 藍=日経コンピュータ)  [2006/12/04]

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