日本オラクルとべリングポイントは12月1日、グループ経営における内部統制を強化するためのサービスである「グループ経営・内部統制ソリューション」を、同日から共同で提供する発表した。連結対象となるグループ企業の社員数が2000人以上の企業を対象とする。

 このサービスは、オラクルの内部統制を強化するための文書管理ツール「Oracle Internal Control Manager」やグループ経営情報の分析ツール「Oracle Financial Consolidation Hub」と、ベリングポイントのコンサルティング・サービスを組み合わせて提供する。ベリングポイントが提供するのは、「内部/IT統制改革サービス」と「統合的企業業績管理コンサルティングサービス」の二つのサービスである。前者は、内部統制を強化するための方針作成やリスク分析、文書化、業務改善などを実施するもので、後者は企業の業績評価体系の立案やバランス・スコアカードの導入などを支援するサービスである。

 実際のサービスにあたっては、まず連結の財務情報から内部統制の対象となる勘定科目や業務プロセスを検討し、内部統制の範囲を決める。その上で、グループ全体で内部統制をどれだけ整備できているかや、運用状況を評価していく。評価結果はデータベースに格納し可視化できるようようにする。