アスキーソリューションズは2006年12月1日、Webサイトのアクセス状況を保存し、訪問者の行動を分析できるアクセスログ解析ソフト「SiteTracker 8」の日本語版を発表した。開発元は米ユニカコーポレーションで、国内では2007年1月下旬より発売する。価格は24万9480円から。
SiteTracker 8は、従来製品に比べてビジュアル面や操作性を強化した。Internet Explorer上で解析したいWebページを開くと、各リンクに対する訪問者数などを色の濃淡と数値で表示する新機能「オーバーレイ･ビューア」を備える。ソフトの画面右には「優良キーワードでの訪問者」や「特定の検索サイトからの訪問者」「すぐに立ち去ってしまった訪問者」などといった条件を並べた「ディスカバリパネル」を用意する。条件を解析スペースにドラッグ・アンド・ドロップするだけで、各条件で訪問者を絞り込んだ解析結果を表示できる。前年や前年同月など、過去の特定期間の結果と比較できる「期間比較レポート」機能も追加した。
あらかじめ取得しておいた顧客のデータベースをログインIDなどで照合し、女性別や男性別などといったように、より詳細な解析結果を出すこともできる。解析した結果はCSVファイルなどに出力することも可能。キャンペーンページへのアクセス数や新規訪問者数が特定期間内に一定数に満たない場合に、Webサイトの管理者などに自動でメール通知する機能も持つ。製品には購入後1年間のユーザーサポートが含まれる。
ほかに、米ユニカコーポレーションが開発したキャンペーン管理ソフトとの連携機能などを持つ「SiteTracker 8 Premier」も発売する。例えば、解析結果と連動して、製品を購入した訪問者には自動的にお礼のメールを出し、製品を購入しなかった訪問者には数日後に割り引きキャンペーンのメールを出すといったことが可能になる。SiteTracker 8 Premierのライセンス体系は1カ月のページ閲覧数の合計に基づく。1カ月の閲覧数が100万ページビューの場合の価格は362万8800円となる。
